札幌市中央区・ススキノの性風俗店「江戸城」で2008年4月、3人が死亡した火災で、業務上過失致死罪に問われた元実質的経営者のタクシー運転手土合和人被告(61)の判決公判が6日、札幌地裁であり、熊代雅音(くましろまさと)裁判官は禁錮1年6カ月、執行猶予5年(求刑禁錮1年6カ月)を言い渡した。
判決によると、土合被告は従業員や客の安全を確保する義務を怠り、防火戸を閉じない状態にするなど防火管理体制に不備があるまま営業。08年4月28日未明の出火時、逃げ遅れた24歳と20歳の女性従業員2人と男性客(36)を死亡させた。
判決理由で熊代裁判官は、土合被告が約500万円の防火体制の整備費用を惜しんだとして、「利益至上主義で誠に悪質」と述べた。
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